アルミウィングの特徴・タイプを現場目線で解説|失敗しない中古の選び方

アルミウィングは物流現場において「荷役時間の短縮」と「積載量の確保」を両立する、トラック市場で需要の高いボディ形状の一つです。
本記事ではアルミウィングの基礎知識(構造・種類・メリット)と失敗しない中古アルミウィングの購入チェックポイントを販売店目線で解説します。
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アルミウィングとは?特徴と現場でのメリット

出典:バディトラック
アルミウィングとは、荷室の側面と天井部分が「翼のように」上方向へ開くボディ形状のトラックです。1990年代に登場して以来、その圧倒的な利便性から急速に普及しました。
最大の特徴は「フォークリフト荷役」の効率化
アルミウィング最大の特徴は、側面を全開にできる点です。
一般的なアルミバンでは、後ろ扉からしか積み込みができませんが、アルミウィングは側面が大きく開くため、フォークリフトを使用したパレットの「横積み・横降ろし」がスムーズに行えます。
長尺物やパレット積みの荷物などを扱う現場において、積み込み・荷降ろしの時間を大幅に削減できるため、配送の回転率を高めることができます。
アルミウィングの全体構造と現場での注意点
ウィングボディは、フロント・リアの骨格、ウィング部分、あおり、床板などの各パーツを組み合わせてから車体の上に架装されています。
【現場での注意点】 現場で注意したいのが、ウィング開閉時の「動き」です。 ウィングを開く際、先端が外側に大きく弧を描く軌道を通ります。そのため、軒下の低い倉庫やトラック同士が場所での荷役では、ボディの側面および上方に十分な作業スペースがあるかの確認が不可欠です。
アルミウィングの開閉タイプの種類

出典:バディトラック
1.天井側面一体型・上昇開閉タイプ
アルミウィングの開閉構造は、天井中央の支点を軸にして、天井と側面が一緒に持ち上がる「天井側面一体型・上昇開閉タイプ」が一般的です。
側面が車両の天井上方まで上がるため、開口面積が広くフォークリフトでの積み下ろし作業が効率よく行える、最も一般的なタイプのウイング車です。
このほかにも現場の用途に合わせて以下の2つの開閉タイプの仕様も存在します。
2.フレキシブルタイプ
フレキシブルタイプは、ウィングパネル自体が途中で折れ曲がる構造になっており柔軟に角度を調整できるタイプです。
通常のウィングのように大きく外側へ張り出さないため、交通量の多い道路脇での納品や、トラック同士の間隔が狭い配送センターでも、壁や隣の車にぶつけることなく安全に作業が行えます。
3.ターンオーバータイプ
ターンオーバータイプは、片側のウィングが最大約160度開くため、クレーンを使って積み下ろしするときにおすすめです。天井部分が大きく開口するため、上からの荷役がしやくクレーンによる積み下ろしが可能になります。
フォークリフトでは対応できない大型設備や精密機器、特殊形状の重量物といった荷物の取り扱いに適しており、工場設備輸送などで選ばれる仕様です。
アルミウィングのサイズ別用途と代表車種
アルミウィングは、サイズ(小型・中型・大型)によって「小回りの利く近距離配送」から「効率重視の大量輸送」まで、適した用途が大きく異なります。
ここではサイズごとの具体的な利用シーンと、代表的な人気車種を紹介します。
1. 小型アルミウィング(2t・3tクラス)
【特徴:小回りと導入のしやすさ】
都市部の狭い道路や住宅街、店舗裏の狭いスペースでも走行・停車しやすいサイズです。大型車と比較すると車両価格や維持費が安くことがメリットです。
主な用途:コンビニ・スーパーへのルート配送、家電配送、住宅地への建材搬入
【代表車種】
・いすゞ:エルフ
・日野:デュトロ
・三菱ふそう:キャンター
・UDトラックス:カゼット
2. 中型アルミウィング(4tクラス)
【特徴:汎用性の高い物流の主役】
小型より荷室が広く、パレット積みに強いのが特徴です。それでいて大型車より取り回しが良いため、都市部の物流センターから地方への配送まで、幅広いエリアをカバーできる「万能サイズ」として選ばれています。
主な用途:物流拠点間の輸送、食品・飲料の地域配送、機材搬入
【代表車種】
・いすゞ:フォワード
・日野:レンジャー
・三菱ふそう:ファイター
・UDトラックス:コンドル
3. 大型アルミウィング(増トン・10トンクラス)
【特徴:圧倒的な大量輸送】
軽量なアルミボディにより、積載量を最大限確保できることが強みです。一括輸送により運行回数を減らして輸送コスト削減に貢献します。
主な用途:長距離の幹線輸送(路線便)、工場から倉庫への横持ち、大量の雑貨輸送
【代表車種】
・いすゞ:ギガ
・日野:プロフィア
・三菱ふそう:スーパーグレート
・UDトラックス:クオン
アルミウィングのメリット・デメリット

メリット
アルミウィングを現場に導入するメリットは、次のとおりです。
〇フォークリフトで左右どちらからでも積み降ろしが可能
側面が大きく開くため、フォークリフトで直接荷室にアクセスでき、大幅に作業効率が向上する。
〇高い防水・防塵性で荷物を守る
荷室全体が隙間のないパネルで覆われているため、シート掛けの手間がなく、外気や雨の影響を受けにくい。
〇積載量の確保が可能
軽量なアルミ素材を使用することで車両総重量を抑え、その分多くの荷物を積むことができる。
特に、後方からしか荷役ができない「箱車(アルミバン)」と比較して、場所を選ばずに即座に作業ができる機動力は、時間管理がシビアな現代の物流現場において「なくてはならない車両」として定着しています。
また、跳ね上げたウィングは「簡易的な屋根」としても機能するため、雨天時の作業負担が減るだけでなく、一部では移動販売やイベント利用など、物流以外の用途でも活用可能です。
デメリット
アルミウィングを現場に導入するデメリットは、次のとおりです。
〇特殊装置を備えているため、アルミバンより車両価格が高い傾向。
〇「ラッシングレール」や「ジョルダーレール」といった摩耗しやすい部品交換費用がかかるケースがある。
〇アルミバンと比べるとボディ全体の強度がやや低い。
アルミウィングは、油圧ホースなど、側面を開閉するための精密な装置を備えている分、シンプルなアルミバンよりも車両価格が高くなる傾向があります。
また、ウィング車に多く装備されている「ラッシングレール(荷崩れ防止用の固定レール)」や「ジョルダーレール(パレット移動用の溝)」は、荷役時に大きな負荷がかかるため、摩耗や損傷が起きやすい部分です。
長く乗るためには、これらの修理・交換費用が発生する可能性がある点も考慮しておく必要があります。
アルミウィングの種類
アルミウィングの類似モデルとして、冷蔵・冷凍仕様のウィング車や、車両自体の重量が軽い新軽量ウィング車などがあります。それぞれの特徴を紹介します。
冷蔵・冷凍ウィング
冷蔵・冷凍ウィングは、名前の通り、アルミウィングボディをベースに冷蔵・冷凍機能を備えた車両です。ボディ(荷台)内の温度を-5℃から-20℃前後まで保つ冷却機能があります。
特に冷凍食品は、商品の品質を保つために積み降ろし作業のスピードが重要です。そのため、効率的に荷役を行いたい場合に冷凍ウィングが使用されます。
冷蔵・冷凍ウィングでは、荷室内の温度維持のために高い気密性が求められます。そのため、ドアや開口部はシール材で密閉性を高め、外気の影響を抑制しています。
また、パネル内部にはポリウレタンやポリエチレンの発泡体を使用し、パネルの間に断熱材を挟んだサンドイッチ構造などにすることで荷物を安定した低温で輸送できる設計となっているのが特徴です。
中古アルミウィングの購入ポイント
アルミウィングは、その特殊な構造により「荷役効率」を高める反面、購入コストも高くなる傾向にあります。
だからこそ、購入時にしっかりと状態を確認し、後に想定外の故障や修理費用が発生するリスクを減らしておくことが大切です。
ここでは、中古アルミウィングを購入する際に確認しておきたいポイントを紹介します。
ウィング開閉の動作
ウィング開閉の動作確認は、中古アルミウィングを購入する際の重要なポイントです。動作の確認時には、以下のような不具合がないかチェックしましょう。
〇動作のスムーズさ
〇異音
〇油漏れ
〇自然降下
特に油圧ホースやシリンダーの不具合は、購入後の高額な修理費用につながるため、実際に動かして念入りに確認することが大切です。
センターシートなどの状態確認(防水・防塵性)
アルミウィングにおいて、隙間からの雨水やホコリの侵入は、積載する「大切な荷物」をダメにしてしまう致命的なリスクとなります。
天井中央の「センターシート」の劣化、亀裂や硬化がないかに加え、庫内に入って扉を閉め「外の光が漏れる隙間」がないかなど床材含め、庫内を目視チェックすることも重要です。
防水性の不備は致命的なリスクになるため、念入りなチェックを行うようにしましょう。
荷台や床面・内装の状態
「床板の腐食や浮き」は、フォークリフト荷役などの安全性を左右するため、確認すべき重要項目です。
内装の状態、ラッシング・ジョルダーレールなどに問題がないかを確認し、現場での作業効率を担保できるコンディションかを見極めるようにしましょう。
最大積載量と車両総重量
ウィング架装や、仕様追加によっては積載量が想定より少ない可能性があります。自社が運送したい荷物量に対して 「実用の積載量」 が十分かどうかを確認しておくことは必須です。
フレームやシャーシの歪み・腐食
アルミウィングの側面開閉構造はボディに負荷がかかるため、シャーシの歪みや下回りの劣化などは慎重に確認を行いましょう。
走行距離・年式・整備記録
これらは中古トラック選びの基本指標ですが、エンジンや足まわりなど車両本体の性能もしっかり確認しましょう。 あわせて、これまでの整備点検記録や架装歴などが販売店で確認できれば、購入時の安心材料となります。
中古アルミウィングは、同じ年式・型式であっても前オーナーの使用環境により状態が大きく異なります。少しでも気になる点や心配なことがあれば、購入前に必ず販売店へ確認を行いましょう。
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