中古ダンプ

ダンプとは？

ダンプは、荷台を油圧シリンダーで持ち上げ、土砂・砕石・産廃などを一気に排出できるトラックです。
後方や側方へ荷を滑らせて降ろせるため、建設・土木現場、解体工事、採石場などで広く使われています。

深ダンプは、通常より「あおり」が深い箱型のダンプで、「土砂禁ダンプ」とも呼ばれます。剪定くず・発泡スチロールなど軽くかさばる荷物を一度に多く運べるのが特長です。

また、底板や側板を補強した「強化ダンプ」は、コンクリートがらや鉄くずなど重く鋭利な荷物でも対応でき、解体やスクラップ輸送に適しています。サイズは2t・3tといった小型から、4tの中型、6t〜8tの増トン、さらに10tクラスまで揃い、現場規模に応じて選べます。

ダンプの機能や仕様は？

ダンプは土や砂利など重い積載物向け、深ダンプはあおりが高く軽くかさばる荷物向けとそれぞれの用途に応じて使い分けられるのが特長です。

また、ダンプには荷台を地面へスライドできるローダーダンプ、左右に傾けられるサイドダンプ、三方向に排出できる三転式ダンプなど多様なタイプがあります。

荷台のゲートには、リアゲート、Lゲート（Fゲート）などがあり、油圧や積載物の重みで開閉するため、重い土砂や瓦礫を効率よく排出可能です。

さらに、土砂の落下を防ぐ「コボレーン」は手動式と自動式があり、現場に応じて装備を選ぶことで積み降ろしの効率化にもつながります。

ダンプの用途について

ダンプは建設業や道路工事の現場で最も多く利用され、掘削土や砂利を処分場へ搬出するのに欠かせません。解体現場のコンクリート塊や鉄骨のほか、スクラップ業、産業廃棄物の運搬にも幅広く対応可能です。

一方、深ダンプは箱型構造により荷物の飛散を防げるため、廃棄物・木くずなど軽くかさばる荷物を大量に積むのに適しています。2t〜4tの小型は造園や清掃業で、4t以上の中型・大型は廃棄物収集の運送やウッドチップや肥料の運搬など、現場によって特性を活かした使い分けがされています。

ダンプ・深ダンプともに種類・荷箱のバリエーションもあるため、積載物に合わせた選択が必要です。