【保存版】2トン平ボディトラックのサイズ・積載量・用途別活用ガイド

2トン平ボディは小型サイズながら、建材・農作物・宅配荷物など幅広く対応できる万能トラック。
狭い道路が多い都市部の配送や、短〜中距離の輸送といった多様な現場で「ちょうどいい」と選ばれる定番サイズのトラックです。
この記事では2トン平ボディに特化し、寸法・積載量・実際の利用シーンでの使い勝手をわかりやすく解説。2t平ボディが条件に合うのか、ぜひ参考にしてみてください。
バディトラックでは、豊富な2t平ボディの在庫を取り揃え、新しい在庫も随時、入荷しています!
ぜひチェックしてみてください!
▶︎▶︎中古2t平ボディの在庫はこちら
2t平ボディとは 【基本のスペック】

出典:バディトラック
2t平ボディは、積載できる荷物(最大積載量)が約2トンまでの小型トラックです。
車両総重量はおよそ5トン未満で、軽トラックよりひと回り大きいサイズ感。街中の配送から建設現場での資材運搬など、幅広く活躍する頼れる車両です。
そして「平ボディ」とは、荷台がフラットで”あおり”が付いたシンプルな形状のこと。
屋根がない分、人力での積み降ろしもしやすく、積載効率の高さも大きな魅力です。
2t平ボディの5種類のボディタイプ
2t平ボディには5つのボディ形状があり、それぞれ寸法が異なります。
ここでは、各ボディタイプのサイズと特徴を紹介していきます。
2t平ボディ標準ショート

《特徴》
標準ショートは2t平ボディの中で最もコンパクト。全長約4.7mと小回りがきき、都市部の狭い道路や住宅街でも走りやすいのが魅力です。荷台は約3.0mで、小型荷物の配送や資材運搬に十分なサイズです。
《車両寸法》
全長:約4.7m
全幅:約1.7m
全高:約2.0m
《荷台寸法》
全長:約3.0m
全幅:約1.65m
あおりの高さ:約40cm
2t平ボディ標準セミロング

《特徴》
標準セミロングは、標準ショートに比べて荷台がやや長め。全長は約5.3〜5.4mになります。
荷台は約3.5mあるため、多めの荷物や長尺資材の運搬にも対応します。都市部での走行性を保ちながら、積載力を強化したバランスの良いタイプです。
《車両寸法》
全長:約5.3〜5.4m
全幅:約1.9m
全高:約2.2〜2.3m
《荷台寸法》
全長:約3.56 m
全幅:約1.60 m
あおりの高さ:約40cm
2t平ボディ標準ロング

《特徴》
標準ロングは全長約6.0〜6.3m、荷台長は約4.3m。2t平ボディのなかで、積載力がしっかりしているモデルです。
鉄骨材や足場板などの長尺物も積みやすく、建設現場で特に活躍します。小回りを求められる都市部での配送よりも、現場への資材運搬や中距離輸送に適したタイプです。
《車両寸法》
全長:約6.0〜6.3m
全幅:約2.2m
全高:約2.2〜2.3m
《荷台寸法》
全長:約4.3m
全幅:約2.0m
あおりの高さ:約40cm
2t平ボディワイドセミロング

《特徴》
ワイドセミロングは全幅約2.2m。荷台の横幅が広く設計され、ゆとりを持って荷物を積めるのが特徴です。
荷台長は約3.4mとセミロングサイズなので、都市部での取り回しと積載力のバランスが良好。かさばる荷物や横幅のある資材運搬に適しています。
《車両寸法》
全長:約6.0〜6.1m
全幅:約2.2m
全高:約2.2〜2.3m
《荷台寸法》
全長:約3.45m
全幅:約1.98m
あおりの高さ:約38cm〜40cm
2t平ボディワイドロング

《特徴》
ワイドロングは、全長約6.0〜6.3m・荷台長約4.3mで、2t平ボディの中でも、積載力が最も高いタイプです。
荷台幅も約2.0m以上あるため、大型家具や資材などかさのある荷物を効率的に運べます。積載量と作業効率を両立させたい現場に最適です。
《車両寸法》
全長:約6.0〜6.3m
全幅:約2.2m
全高:約2.2〜2.3m
《荷台寸法》
全長:約4.34m
全幅:約2.07m
あおりの高さ:約38cm〜40cm
※車種によって細かい寸法は前後します。
ご購入の際は、実際の車両サイズを必ずご確認ください。
床高の違い
2t平ボディの作業性や積載のしやすさは、荷台の高さ(床高)によって変わります。
低めの床高は積み降ろしが楽で作業負担を軽減、高めの床高は段差や悪路での運搬に強く、重量物の積載にも適しています。用途に応じて最適な床高を選ぶことが大切です。
それぞれの床高タイプについて詳しく見ていきましょう。
超低床タイプ
-4-1024x683.png)
床高が約780〜800mmと非常に低く、手作業での積み降ろしが最も楽なタイプです。配送作業や小型の荷物の取り扱いが多い現場で、作業する方の膝や腰への負担を大幅に軽減できます。
《床高目安》約780〜800mm
低床タイプ(全低床)
-2-1024x683.png)
床高は約840〜970mmで、使い勝手の良い標準タイプ。積載効率と作業のしやすさを両立しているので、建材や農作物の運搬はもちろん、フォークリフトを使った積み降ろし作業にも安心して使えます。
《床高目安》約840〜970mm
高床タイプ
-3-1024x683.png)
荷台の地上高が高いため、段差や悪路での走行に強く、丈夫さと安定感を兼ね備えた仕様です。耐久性に優れており、建材現場や重量物の輸送はもちろん、未舗装路や長距離輸送でも力を発揮します。
《床高目安》約925〜1100mm
平ボディトラックの床高については、こちらの記事で詳しく解説しています。
2t平ボディの積載量と運送シーン
2t平ボディの大きな特徴は、積載量がおよそ2,000kgクラスでありながら、多様な荷物に対応できる汎用性が挙げられます。
それでは現場目線での2トン平ボディの操作性や利便性をみていきましょう。
1. 荷物を積める量の基準
2t平ボディは、荷台に積める重量の目安が「約2,000kg」です。
ただし、この数字はあくまで最大積載量の目安で、車両総重量や架装の有無によって変わることがあります。
たとえば、トラックの荷台を重量のある鉄に変えたり、パワーゲートなどの装備を追加したとしましょう。
すると、その分だけ車両総重量があがり積載可能な重量は少なくなります。
そのため「2tトラック=必ず2,000kg積める」というわけではありません。
荷台に積む荷物には、余裕をもって積載することが、安全運用のポイントです。
2. 利用目的に応じた運送イメージ
2t平ボディは、現場の状況や荷物の種類に応じて幅広く活躍します。それぞれの現場での使い勝手を押さえ、効率的な運用を目指しましょう。
《建設現場》

建設現場では、鉄骨や木材・足場板などの大きくて重い資材を運ぶのに欠かせないトラックです。
ロングボディやワイドボディを選べば、荷台スペースが広がり、資材を無駄なく積載できます。
《農業》

コンテナ単位の野菜や果物を効率的に運搬可能。低床タイプなら人力での積み降ろしも楽で、作業する方の負担を軽減できます。
《引越し・宅配》

家電・家具など小口荷物から中量荷物まで対応可能。都市部の狭い道路でも取り回しやすいサイズ感が活かせます。ただし、雨風への対応が必要となるため天候や積載物に応じてホロなどを活用しましょう。
使いやすさで選ばれる3つのポイント
2t平ボディは、使いやすさ・積載性能・コストパフォーマンスの三拍子が揃っており多様なシーンで力を発揮する実用性の高いトラックです。
ここでは、特に押さえておきたい2t平ボディトラックの4つのメリットを現場目線で解説します。
1. 狭い道での操作性と街中での利便性
2t平ボディは、狭い道路や現場でも扱いやすいのが大きな強みです。
都市部の配送でよくある細い路地や、建設現場の限られた通路もスムーズに走行。多くの現場で重宝されています。
さらに、ロングボディやワイドボディといった用途にあったタイプを選択できるため、現場に合った積載力を確保しつつ、小回り性能を活かした運用が可能です。
2. コストパフォーマンスの高さ
2t平ボディは、燃費や車検費用、高速道路の料金など、運用コストが大型トラックに比べてぐっと抑えられるのもポイントです。
日常的に配送や現場作業で使用する事業者にとって、ランニングコストの低さは大きなメリットとなります。
3. 普通免許で運転可能(条件付き)
2017年3月11日以前に普通免許を取得していれば、普通免許でも2トントラックを運転できます。
そのため、ドライバーの確保がしやすく、人材面でも導入しやすいのが大きな魅力といえます。
2t平ボディの導入前に押さえたい3つの注意点
2t平ボディは、多方面で力を発揮するトラックとはいえ、選ぶ際に知っておくべきポイントがあります。
ここでは、現場経験者の目線で、特に押さえておきたい注意点やデメリットをみていきましょう。
1. 積載キャパシティの制約
2tクラスの平ボディは、荷台の最大積載量がおよそ2,000kg。
もし、多量の建材や重量物を一度に運ぶ必要があるときは、4t以上の車両の方が安全で効率的です。
また、荷物の重心や積み方によっては操作性が低下する場合もあるため、荷台への積み方や荷重バランスに注意しながらの運用が大切です。
2. 荷台寸法の制約
2t平ボディは使いやすいサイズですが、荷台の長さや幅には限界があります。
鉄骨や足場板、大きな家具などの長い荷物は、ロングボディやワイドボディでも積みきれないことがあります。
そのため、荷台をめいっぱい使うときは「安全に積めるかどうか」に重点をおきましょう。
道路交通法では一定の条件を満たせば荷物が荷台からはみ出しても積載できます。ただし、積み方や固定が不十分だと事故や違反につながるため、注意が必要です。
3. 長距離輸送での効率に課題
2t平ボディで長距離かつ大量の荷物を運ぶ場合、燃費や走行効率の面で4tや10tの車両に劣ることがあります。
何度も往復して運ぶと、人件費や燃料コストも増えてしまうため、長距離輸送がメインの現場では用途に応じた車両サイズの選定が重要です。
中古平ボディの選び方

出典:バディトラック
中古2t平ボディを購入する際は、価格だけでなく現場での実用性や安全性を重視しましょう。
ここでは、購入検討者が現場目線で押さえておきたいポイントを解説します。
1. 荷台床の点検
中古の2t平ボディを購入する際は、荷台の床材の状態をしっかり確認することが重要です。床材には木製・鉄板・アルミの種類があり、それぞれ特徴があります。
《木製》
軽量で荷物を傷つけにくいのが特徴です。柔らかい素材なぶん、摩耗や腐食が起こりやすいため状態チェックが必須。
《鉄板》
耐久性が高く重い荷物に強いが、錆やすいという特徴があります。どれだけ錆びているのか、運搬に支障がないかを確認しましょう。
《アルミ》
軽量で腐食に強いアルミ素材。しかし、強度面では鉄板に劣る場合があるため傷や凹みの程度を確認することが大切。
2. あおりや補助装置の有無
中古2t平ボディを選ぶ際は、あおりの状態だけでなく、セイコーラックやバランサーなどの補助装置が付いているかも確認が重要です。補助装置の有無によって、荷物の出し入れの作業効率が大きく変わります。
現場での使い勝手のためチェックしておきましょう。
《補助装置付き車両》
荷物の積み下ろしが楽で作業効率がアップします。
《補助装置なし》
車両の購入費用は抑えられますが、使い道によっては購入後に取り付けが必要なケースも。取り付け費用についても考えておきましょう。
3. 走行距離・年式・価格
中古2t平ボディを選ぶ際は、走行距離や年式と価格のバランスを見極めることが大切です。
《走行距離》
走行距離は短いほど安心ですが、整備履歴がしっかりしていればたくさん走っている車両でも十分使える場合があります。
《年式》
新しい車両ほど高額ですが、燃費性能や安全装備が充実している傾向があります。古い車両は部品交換やメンテナンス時にコストがかかるケースも。購入時に確認しましょう。
《価格》
安さ重視で選ぶと修理費がかさむ可能性もあるため、総合的なコストで判断するのがポイントです。
相場を把握しておくことで、妥当な価格で購入可能になります。
中古2t平ボディを探すならバディトラックへ!
2t平ボディは、サイズや床高、補助装置の有無などによって使い勝手が大きく変わります。中古車を選ぶ際は、走行距離や年式だけでなく、実際の使用シーンをイメージしながら総合的にチェックしていきましょう。
「自分の現場に最適な一台を探したい」「状態の良い中古平ボディを安心して購入したい」そんな方は、ぜひ バディトラック にご相談ください。専門スタッフが、用途やご予算に合わせて最適な車両選びをサポートします。
2t平ボディはバディートラックHPでチェックしてみてください!